8/29・30 朗読教室 at A long time ago(森岡書店/銀座奥野ビル)*終了
2025-08-01

※ご予約受付中です

2025/8/29(金)・30(土)に、森岡書店の事務所「A long time ago」(銀座一丁目/奥野ビル)で朗読教室を開催します。昨年初夏に始まり、第7回目の開催です。 昭和初期に建てられた趣のあるビルの一室で、他にはない特別な声の響きを味わいながら、朗読教室をお楽しみいただきます。

テキストは、岡本かの子の小説『鮨』です。

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「そら、もひとつ、いいかね」
 母親は、また手品師のように、手をうら返しにして見せた後、飯を握り、蠅帳(かや)から具の一片れを取りだして押しつけ、子供の皿に置いた。
 子供は今度は握った飯の上に乗った白く長方形の切片を気味悪く覗いた。すると母親は怖くない程度の威丈高になって
「何でもありません、白い玉子焼だと思って喰べればいいんです」
 といった。
 かくて、子供は、烏賊(いか)というものを生れて始めて喰べた。象牙のような滑らかさがあって、生餅より、よっぽど歯切れがよかった。子供は烏賊鮨を喰べていたその冒険のさなか、詰めていた息のようなものを、はっ、として顔の力みを解いた。うまかったことは、笑い顔でしか現わさなかった。(本文より)

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食事に神経質で痩せっぽちな子供のために、母親が目の前で清潔な道具を使いきれいに洗った手で鮨を握り、子は初めて食べる生魚の美味しさに思わず「ひ、ひ、ひ、ひ、ひ」と声が出る−−−。岡本かの子(ご存知、岡本太郎のお母さんです)も、岡本かの子の小説も、とっても面白いなと思います。

朗読しながら、みんなで空想の鮨を食べ、我慢ならなくなって教室の後に寿司屋に駆け込む−−− というのも悪くないかもしれません。
8月の終わり、朗読で一緒に鮨を握って、口にしてみませんか。

【朗読教室 概要】
日時:
③8月29日(金)13時~15時 
④8月30日(土)13時~15時 
 ※2日間とも同じ内容です。
 ※同日開催の朗読会が①②で設定していますので、③④で記載しています。
会場:森岡書店事務所「A long time ago」(銀座1丁目/奥野ビル)※ご予約時に詳細をお伝えいたします。
定員:各回5名
料金:6,000円(税込) テキスト、ハーブティーつき。
※参加費のお振込を確認後、ご予約完了とさせて頂きます。
要予約:ご予約は8/9(土)10時〜受付開始します!!
下記4点を明記し、メール utukusikirodoku@gmail.comにてお申し込みください。
※森岡書店では受け付けておりませんのでご注意ください。

1)タイトルに「8/29(あるいは8/30)朗読教室 at A long time ago」を明記してください。
2)お名前
3)参加日時 8/29、8/30のいずれか
4)当日のご連絡先(お電話番号)

※ご予約開始後の残席状況はinstaコメント欄をご確認ください。
※お支払いは事前お振込になります。ご予約時のメールにてご案内させていただきます。
※③は8/26、④は8/27以降のキャンセルはご返金できません。ご了承のほどお願いいたします。
※同日夜に朗読教室を開催します。詳細は別記事のご案内をご確認ください。

*レッスンの流れ
ストレッチ、深呼吸、発声練習を行ったのち、参加者の皆さんで一つの物語を順番に朗読し、録音します。
最後にお茶を飲みながらご自身の声を聴いて頂きます。

朗読教室では、誰もが持っている「声」を聴く楽しさ、発する楽しさを伝えています。 そしてそれは「自分」を聴く、発する楽しさと言い換えても良いかもしれません。
素直な気持ちで人と出会い、あたたかな場で語らい、心がホッと安らぐ時間をあなたと共有したいと思っています。

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