2025/4/4(金)・5(土)に、森岡書店の事務所「A long time ago」(銀座一丁目/奥野ビル)で朗読教室を開催します。昨年初夏に始まり、第5回目の開催です。
昭和初期に建てられた趣のあるビルの一室で、他にはない特別な声の響きを味わいながら、朗読教室をお楽しみいただきます。
テキストは、宮沢賢治の『雨ニモマケズ』と、
童話集『注文の多い料理店』に添えられた下記の序文です。
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注文の多い料理店 序
わたしたちは、氷砂糖をほしいくらいもたないでも、きれいにすきとおった風をたべ、桃いろのうつくしい朝の日光をのむことができます。
またわたくしは、はたけや森の中で、ひどいぼろぼろのきものが、いちばんすばらしいびろうどや羅紗や、宝石いりのきものに、かわっているのをたびたび見ました。
わたくしは、そういうきれいなたべものやきものをすきです。
これらのわたくしのおはなしは、みんな林や野はらや鉄道線路やらで、虹や月あかりからもらってきたのです。
ほんとうに、かしわばやしの青い夕方を、ひとりで通りかかったり、十一月の山の風のなかに、ふるえながら立ったりしますと、もうどうしてもこんな気がしてしかたないのです。ほんとうにもう、どうしてもこんなことがあるようでしかたないということを、わたくしはそのとおり書いたまでです。
ですから、これらのなかには、あなたのためになるところもあるでしょうし、ただそれっきりのところもあるでしょうが、わたくしには、そのみわけがよくつきません。なんのことだか、わけのわからないところもあるでしょうが、そんなところは、わたくしにもまた、わけがわからないのです。
けれども、わたくしは、これらのちいさなものがたりの幾きれかが、おしまい、あなたのすきとおったほんとうのたべものになることを、どんなにねがうかわかりません。
大正十二年十二月二十日 宮沢賢治
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「すきとおったほんとうのたべもの」とは、一体なんでしょうか。
みなさまの声を聴きながら、小さなお部屋で一緒に探っていけましたら、
大変なしあわせに存じます。
【朗読教室 概要】
日時:※両日とも満席となりました。ありがとうございます。
この後はキャンセル待ちにて承ります。
③4月4日(金)13時~15時
④4月5日(土)13時~15時
※2日間とも同じ内容です。
※同日開催の朗読会が①②で設定していますので、③④で記載しています。
会場:森岡書店事務所「A long time ago」(銀座1丁目/奥野ビル)※ご予約時に詳細をお伝えいたします。
定員:各回5名
料金:6,000円(税込) テキスト、ハーブティーつき。※参加費のお振込を確認後、ご予約完了とさせて頂きます。
要予約:
下記4点を明記し、メール utukusikirodoku@gmail.comにてお申し込みください。
※森岡書店では受け付けておりませんのでご注意ください。
1)タイトルに「4/4(あるいは4/5)朗読教室 at A long time ago」を明記してください。
2)お名前
3)参加日時 4/4、4/5のいずれか
4)当日のご連絡先(お電話番号)
※ご予約開始後の残席状況はinstaコメント欄をご確認ください。
※お支払いは事前お振込になります。ご予約時のメールにてご案内させていただきます。
※③は4/1、④は4/2以降のキャンセルはご返金できません。ご了承のほどお願いいたします。
※同日夜に朗読教室を開催します。詳細は別記事のご案内をご確認ください。
*レッスンの流れ
ストレッチ、深呼吸、発声練習を行ったのち、参加者の皆さんで一つの物語を順番に朗読し、録音します。
最後にお茶を飲みながらご自身の声を聴いて頂きます。
朗読教室では、誰もが持っている「声」を聴く楽しさ、発する楽しさを伝えています。 そしてそれは「自分」を聴く、発する楽しさと言い換えても良いかもしれません。
素直な気持ちで人と出会い、あたたかな場で語らい、心がホッと安らぐ時間をあなたと共有したいと思っています。
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