2019.11.9 Sat 月と糸
2019-10-28

ある町で、ひっそりと営む洋服お直し屋「月と糸」。店主はそこで、町の人たち、家族、そして自分自身の洋服に糸を通し続けてきた。時には月の灯りを頼りに。

月と糸に通う店主の孫娘は、祖母が働く姿を眺めることが好きだった。なぜそう思うのか?その答えを見つけるため、彼女は祖母のこと、月と糸のこと、そして店の中で息づく道具のことをスケッチする。祖母の塗った糸の後を追いかけるように。
* * *

「月と糸」は、ことばと絵を添えた2020年のカレンダーです。販売に伴って各地で朗読会を開催します。
11月は千葉のsmokebooksさんにて、「月と糸」作者の只松さん、それからギタリストの西村周平さんも交えて、カレンダーの物語に音楽を乗せて朗読します。秋の夜長に、一緒に物語の中へ入り込みませんか。

smakebooks(千葉)
松戸市稔台1-21-1-113
TEL 047-705-0816

11.9.Sat 朗読会
18:00 Open 18:30 Start
只松靖浩 西村周平 岡安圭子
2,000円(税込)

ご予約 : smokebooksみのり台店
mail info@smokebooks.net / Tel 047-705-0816 


◆その他のイベント ※私は参加していません。
HACHIJU-ICHI(福岡) 11/16 Sat. 只松靖浩/西村周平/シミズアイコ
栞日(長野) 12/1 Sun. 只松靖浩/西村周平/シミズアイコ

◆「月と糸」カレンダー制作者について
*story 只松靖浩 
2009年から2018年まで文房具店sowaleを 福岡とベルリンで営む。
自身で綴ったことばで、様々な作家と共に展示会を企画、開催している。
*illustration 藤井千晶
日本、フランス、ドイツとルーツを持ち、誰かの心にそっと寄り添えるような物語やメッセージをテキスタイルに込めて制作している。

【後記】
SmokeBooksさんでたくさんの本、たくさんの物語に囲まれて「月と糸」の時間を過ごすことができました。朗読会中に聴こえた「暗くなったねぇー」という愛らしい声が今も耳に残ります。思わず「暗くなったねえー」って返したくなってしまったのだけど、あの時、返していたらどうなっていたのかな。

ただ確認しているだけじゃない。
ことばを口に出して

小さな男の子と、ベレー帽を被った女の子に、また会えますように。


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